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過去の展覧会

2023年

展覧会「ミュージアム・ワークス—みんなの知らない美術館」

会期  2023年7月15日(土)〜11月12日(日) ‖会期中無休‖9:30〜17:00(最終入館は30分前)※諸事情により会期が変更になる場合がございます。

当館で所蔵するダリや西洋近代絵画作品を
保存や修復という観点からご紹介します。
普段ご覧いただけない美術館の裏側をお楽しみください。

 

諸橋近代美術館で所蔵するサルバドール・ダリの作品やセザンヌ、シスレーなどの西洋近代絵画作品を、保存や修復という観点からご紹介します。また、これまで展示機会が少なかったダリの版画作品である《カサノヴァ》や《シュルレアリスムの24のテーマ》なども一堂に展示します。

美術館の主要な5つの役割として「作品収集」「展示」「調査研究」「教育普及」「保存」があります。その中でも「保存」は美術作品を後世へと守り継ぐための大切な役割です。しかしながら、あまりスポットライトが当たることはありません。普段知られていない美術館の役割に焦点をあて、諸橋近代美術館における修復や保存の事例を紹介します。作品の「保存」と「公開」という、一見相反する要素をどのように両立させているのか、知られざる美術館の努力と工夫をご覧ください。

会 期
2023年7月15日(土)〜11月12日(日) ‖会期中無休 ‖
※諸事情により会期が変更になる場合がございます。

時 間
9:30〜17:00(最終入館は16:30まで)

料 金
詳細はこちら

イベント
応募はこちらから 10月29日(日)【事前予約制・無料講演会】修復士の「見る」技術 開催!

主 催
公益財団法人諸橋近代美術館

メディアの皆様へ
ミュージアム・ワークス プレスリリース

展示作品リスト
pdfはこちら
※展示作品は予告なく変更される場合がございます。予めご了承ください。

第1章:構造と材質
主に絵画作品に使用される絵具の原料の展示や、作品の構成を調べる科学的調査についての展示を通して、美術作品を材質や構造という視点からご紹介します。

第2章:展示と修復
諸橋近代美術館で実際に行なっている作品の展示環境を整える工夫や、過去の修復の事例についてご紹介いたします。

第3章:保存の歴史
古来の保存の工夫である曝涼(ばくりょう:虫干し)にならい、諸橋近代美術館で長いこと展示の機会がなかった作品たちを一挙にご紹介します。また、美術館の重要な仕事の一つである作品の「点検」について、使用する道具や一連の流れも併せてご紹介いたします。

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2023年

展覧会「ダリとハルスマン」

会期  2023年4月20日(木)〜6月25日(日) ‖会期中無休‖9:30〜17:00(最終入館は30分前)※諸事情により会期が変更になる場合がございます。

2020年に開催した「ダリとハルスマン」がリバイバル!
ユーモアと革新性溢れる表現をお楽しみください。

大キく見開いた目にピンと尖った口ひげ。サルバドール・ダリ(1904-1989)の顔を広く知らしめることとなった写真《サルバドール・ダリ》(1954)を撮影したのは写真家のフィリップ・ハルスマン(1906-1979)です。彼の写真は⻑きにわたり世界中の雑誌の表紙を飾り、アメリカの雑誌『ライフ』においては同誌史上最多の101回起用された他、Jumpシリーズではマリリン・モンローやオードリー・ヘップバーンをはじめ、当時の政治家、作家、科学者など多くのスターがモデルをつとめました。
今回はそんなハルスマンがダリとの数十年の交友を重ねる中で共同して制作した写真の数々をご覧いただきます。デジタル作業による画像加工が登場する以前、ダリとハルスマンが共謀し挑んだ革新的で遊び心に溢れた表現をお楽しみいただきます。
2020年の緊急事態宣言によって期間を短縮した展覧会「ダリとハルスマン」のリバイバル開催です。この機会にお見逃しなく!

 

会 期
2023年4月20日(木)〜6月25日(日) ‖会期中無休 ‖
※諸事情により会期が変更になる場合がございます。

時 間
9:30〜17:00(最終入館は16:30まで)

料 金
詳細はこちら

主 催
公益財団法人諸橋近代美術館

企画監修
エリオット・H・キング(ワシントンアンドリー大学 准教授)

企画協力
フィリップ・ハルスマン・アーカイブ(アメリカ・ニューヨーク)

メディアの皆様へ
ダリとハルスマン プレスリリース

Photo by Philippe Halsman © The Philippe Halsman Archive
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2022年

コレクションをめぐる6つの部屋「ルームス」

会期  2022年7月25日(月)〜11月13日(日) ‖会期中無休‖9:30〜17:00(最終入館は30分前)※諸事情により会期が変更になる場合がございます。

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1999年の開館以来、20世紀を代表するサルバドール・ダリを中心に、ルノワールやゴッホなど20世紀の西洋近代絵画やイギリスの現代アーティスト PJ クルックの絵画作品を蒐集し、特色のあるコレクションの形成を継続してきました。今回はこれらを当館6人のキュレーターが部屋の住人となり、ROOM1 コレクター/ROOM2 ダリ/ROOM3 語らい/ROOM4 材質/ROOM5 プロセス/ROOM6 スキャンダラス、という個性的なテーマを通してご紹介いたします。

 


 
会 期
2022年7月25日(月)〜11月13日(日) ‖会期中無休‖
※諸事情により会期が変更になる場合がございます。
 
時 間
9:30〜17:00(最終入館は閉館の30分前)
 
料 金
詳細はこちら
 
音声ガイド
アートテラー・とに〜さんとめぐる「ルームス展」ラジオ風音声ガイドのご案内

▼ポケット学芸員(スマートフォン版) ▼

・Android スマホ(Google Play)
・iPhone/iPad(App Store)
※下記よりご試聴いただけます。フルバージョンは上記ポケット学芸員からお聞きいただけます。


 
主催・会場
公益財団法人諸橋近代美術館
 
展示構成

🔑 ROOM1  コレクター
諸橋近代美術館・創設者の諸橋廷蔵(1934-2003)によるコレクション形成の経緯やエピソードを交えながら紹介。作品が辿ってきた軌跡と共に、作品の魅力に迫ります。

🔑 ROOM2  ダリ
コレクション構成の中で最も数を占めるのは、「20世紀を代表する奇才」サルバドール・ダリの作品群です。特徴的なコレクションからダリの変遷とペルソナ(人格)を形成した要素を探ります。

🔑 ROOM3  語らい
鑑賞者が”次”の鑑賞者に「鑑賞」のバトンを繋いでいく、参加・成長型の鑑賞展示をお楽しみいただきます。作品を通して”時間”や”場”を越えた人々の繋がりを感じてみませんか?

🔑 ROOM4  材質
作品のキャプションには、作品タイトルや作家名の他、”材質”が併記されています。材質を通して作品を物質として観察し、保存方法など、物理的側面から作品を見つめ直します。

🔑ROOM5  Process:プロセス
ダリの立体作品は複雑な構造ゆえ、展示の度に組み立て直す作品があります。普段は関係者のみが知るプロセス(工程)を動画で紹介。実作品と合わせてご覧ください。

🔑ROOM6  スキャンダラス
巨匠と呼ばれる著名な芸術家にも、人に言えない秘密やフェティシズム、スキャンダラスなエピソードがありました。その背景を作品とともに解剖していきます。
 


 
ルームス特別企画
▶︎ 【#モロビで語らう】展示作品の感想を投稿して、みんなでシェアしよう!
 
メディアの皆様へ
プレスリリース

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2022年

ヒストリア〜神話と物語の世界〜

会期  2022年4月27日(水)〜7月3日(日) ‖会期中無休‖9:30〜17:00(最終入館は30分前)※諸事情により会期が変更になる場合がございます。

古典文学に見られる、神秘や幻想に満ちた魅惑的な世界観や、多様な登場キャラクターとその複雑な人間関係は、時代の流れとともに様々な人の手によって部分的に脚色され、原典と異なる部分が見受けられます。それら複雑な古典文学は、多くの芸術家たちに愛され、絵画や彫刻といった芸術作品に大きな影響を与えました。スペイン出身の画家サルバドール・ダリ(1904−1989)もそのひとりです。
本展覧会ではサルバドール・ダリの作品を中心とした当館コレクションを通して、主題となっている神話や聖書、物語を今一度ふりかえります。芸術家たちによって再解釈された物語の原典とは一体どんな内容だったのか、そして後世ではどのように継承されていったのか、作品に描かれた物語の変遷や歴史といった“ヒストリア”を見ていきます。神秘と幻想の世界を通して、作品の魅力を再発見していただけることでしょう。

会 期
2022年4月27日(水)〜7月3日(日) ‖会期中無休‖
※諸事情により会期が変更になる場合がございます。

時 間
9:30〜17:00(最終入館は閉館の30分前)

料 金
詳細はこちら

主催・会場
公益財団法人諸橋近代美術館

トピックス
(1)<終了>5/28(土)【Zoom講演会】モろ美大學〜ギリシア神話入門編〜
(2)<終了>6/4(土)【Zoom講演会】モろ美大學〜ギリシア神話深堀り編〜
(3)<配布・閲覧終了>展覧会ミニガイド(pdf版) ※会場にて無料配布中!

メディアの皆様へ
プレスリリース

展示予定作品の一部(都合により変更になる場合がございます)

※展示作品が変更になる場合がございます。予めご了承ください。

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2021年

コレクションテーマ展「ステッピング・アウト〜日常の足跡〜」

会期  2021年7月13日(火)〜11月7日(日) ‖会期中無休‖9:30〜17:00(最終入館は30分前)

歴史をさかのぼると人間は幾度も未曾有の事態を経験してきました。その度に日常や価値観の大きな転換を迎えながらも、人は文化を手放すことなく新たな思想や芸術表現を創出し続け、今日までの歴史を織りなしています。
2020年のCOVID-19のパンデミックから約一年。世界的な脅威を乗り越えるために新たな生活習慣が提唱され、今や就業や娯楽をはじめとした生活様式も大きな変化を遂げています。そのさなか、美術館という存在もまた様々な課題に直面しながら、過去から継承した文化との出会いの場として、そして多様な価値観を発見する場としての新たな在り方を模索し活動を継続しています。
本展覧会では諸橋近代美術館のコレクションの中からサルバドール・ダリの他、シュルレアリスムの作品を中心に、20世紀において日常の転換から生じた精神活動や芸術表現を紹介するとともに、PJ クルックの作品群を通して2020年以前と現在の生活を比較します。
また、2019年に当館コレクションへ新たに加わった《ステッピング・アウト》、《メタモルフォーゼ》(ともにPJ クルック)の2点を初公開します。

 

主催・会場
公益財団法人諸橋近代美術館

会 期
2021年7月13日(火)〜11月7日(日) ‖会期中無休‖
※諸事情により会期が変更になる場合がございます。

時 間
9:30〜17:00(最終入館は閉館の30分前)

料 金
詳細はこちら

交 通
詳細はこちら
バス時刻表はこちら

メイン展示作品アーティスト情報
・ サルバドール・ダリ(1904〜1989年)
・ PJ クルック(1945〜)

展覧会に付随したイベント・取り組み
10/16(土) 【Zoom講演会】モろ美大學 第8回テーマ「美術/アートにおける虚と実」
「あつまれ どうぶつの森」#あつ森で飾ろう 第1弾!!PJ クルック
キミの推理をシェアしよう!モロビ探偵からの挑戦状

ワークシート
紙帽子の作り方

メディアの皆様へ
プレスリリース

展示予定作品の一部(都合により変更になる場合がございます)©️PJ Crook 2021


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2021年

Shock of Dalí ショック・オブ・ダリ 〜サルバドール・ダリと日本の前衛〜

会期  2021年4月24日(土)〜6月27日(日) ‖会期中無休‖9:30〜17:00(最終入館は30分前)

シュルレアリスムの奇才ダリが日本にもたらしたもの

スペイン人の芸術家サルバドール・ダリ(1904-1989)は、20世紀を代表する芸術家のひとりです。1920年代末にシュルレアリスム(超現実主義)運動に参加し、精緻な写実描写技術をもって、潜在意識に由来する妄想を抽出する独自の作風を築き、シュルレアリスムの造形芸術に新たな局面を開きました。その作品はヨーロッパにとどまらず、世界中で知られるようになります。

日本でもまた、ダリ作品は大きな衝撃を与えました。とりわけ日本の若い前衛画家たちへの影響は著しく、1930年代にダリ作品が本格的に紹介されると、急速にその影響が彼らの作品に現れます。彼らは各々の感受性をもってダリの芸術を吸収し、独創的な作品を生み出しました。

本展では当館の所蔵作品を中心としたダリの魅惑的な絵画作品をご覧いただくとともに、ダリの衝撃を最初に受け、それらを自らの創作に生かした日本の画家たちの表現もご紹介します。ダリおよび日本の前衛画家たちの作品が見せる、奇想に富んだ魅力的な絵画世界をご堪能ください。

 

主催・会場
公益財団法人諸橋近代美術館

会 期
2021年4月24日(土)〜6月27日(日) ‖会期中無休‖
※諸事情により会期が変更になる場合がございます。

時 間
9:30〜17:00(最終入館は30分前)

料 金
詳細はこちら

関連イベント
3/14(日)開幕直前の展覧会「Shock of Dalí ショック・オブ・ダリ」を予習しよう<終了>
4/24(土)【Zoom講演会】モろ美大學 第5回「サルバドール・ダリと日本」<終了>
5/15(土)【Zoom講演会】モろ美大學 第6回「ダリとシュルレアリスムと福島の画家・吉井忠」<終了>
6/12(土)【Zoom講演会】モろ美大學 第7回「ダリの影響を受けた日本の画家たちの絵を読み解く」<終了>

関連コラム・企画
【ダリが与えたショックとは?コラム①】大きな雲、蟻、貝。ダリ愛溢れる表現、ハッケン!
【ダリが与えたショックとは?コラム②】その地平線に見覚えが?ダリの構図との類似性。
【ダリが与えたショックとは?コラム③】硬いようで柔らかい・・・その物質表現はダリ!
【おうち時間でチャレンジ!】キミの推理をシェアしよう!〜モロビ学芸員からの挑戦状〜

メディアの皆様へ
プレスリリース

関連グッズ
展覧会会場にて販売


※展示作品が変更になる場合がございます。予めご了承ください。

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2020年

小企画展「若きセザンヌの挑戦」 同時開催 常設ダリ・コレクション展

会期  2020年9月19日(土)〜11月29日(日) ‖会期中無休 ‖ 9:30〜17:30(11月は〜17:00まで/最終入館は30分前)

9月19日(土)から開催する本展では画家ポール・セザンヌ(1839−1906)の初期作品の一つであり当館所蔵の《林間の空地》を中心に、画家の初期時代にあたる1860年〜1870年における画業に焦点を当て、前衛芸術家たちとの出会い、前衛絵画と《林間の空地》との関係を踏まえ、当時の前衛絵画への挑戦と戸外制作への関心をご紹介していきます。

会 期
2020年9月19日(土)〜11月29日(日) ‖会期中無休‖

時 間
9:30〜17:30(11月は〜17:00まで/最終入館は30分前)

料 金
詳細はこちら

主 催
公益財団法人諸橋近代美術館

特別協力
公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館

小冊子(展覧会ミニガイド)【配布終了】
会場にて小企画展「若きセザンヌの挑戦」を解説した小冊子を配布します!(無くなり次第配布終了)

会期中イベント【終了いたしました】
・10/17(土) Zoomトークイベント「若きセザンヌの挑戦〜セザンヌの魅力を語る〜」 <予約制>
・10/24(土) 【Zoom講演会】モろ美大學 第4回「セザンヌの衝撃」<予約制>

同時開催 常設展
ダリ・コレクション展
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常設展

ダリ・コレクション展

2020年

【開館20周年記念展 vol.3】ダリとハルスマン

会期  2020年6月1日(月)〜9月6日(日) ‖会期中無休 ‖ ※9:30〜17:30 (最終入館は30分前) ※開館を延期しておりましたが6/1より開館いたします。※状況により急遽予定を変更する場合がございます。

ダリとハルスマンのコラボレーションの軌跡を紹介。
日本初公開含む60作品が登場!

上記のダリの有名な写真を撮影したのがフィリップ・ハルスマン(1906-1979)です。彼のポートレートは長きにわたり世界中の雑誌の表紙を飾り、アメリカのLIFE誌においては同誌至上最高の101回にわたり表紙を飾りました。Jumpシリーズではマリリン・モンローやオードリー・ヘップバーンをはじめ、当時の政治家、作家、科学者など数多くのスターの本質を捉えています。今回はその中からサルバドール・ダリ(1904-1989)と共に生み出したハルスマンの写真をご覧いただきます。パソコンでの画像加工が登場する以前、ダリとハルスマンが挑んだ驚くほど革新的な表現をお楽しみください。

会 期
2020年4月25日(土) 2020年6月1日(月)〜9月6日(日) ‖会期中無休 ‖
※開館を延期しておりましたが6/1より開館いたします。
※状況により急遽予定を変更する場合がございます。

時 間
9:30〜17:30(最終入館は30分前)

料 金
詳細はこちら

主 催
公益財団法人諸橋近代美術館

企画監修
エリオット・H・キング(ワシントンアンドリー大学 准教授)

企画協力
フィリップ・ハルスマン・アーカイブ(ニューヨーク)

新型コロナウイルス感染拡大防止対策及び皆様へのお願い
ご来館前にご一読ください

入館目安
【土日のご来館を検討している皆様へ】グラフで見る時間帯別入館状況。

無料音声ガイドアプリ
新型コロナウイルス予防対策のため、無料音声ガイドの貸出を停止しておりますが、「ポケット学芸員」という無料アプリから解説をお聞きいただけます。ぜひ、お持ちのスマートフォン等に事前にアプリをダウンロードいただき、展示室内でお楽しみください。(館内はフリーWiFiです)

▼ ポケット学芸員(スマートフォン版)
・Android スマホ(Google Play):
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.waseda.pocket.curator
・iPhone/iPad(App Store):
https://apps.apple.com/jp/app/pocket-curator/id1088763931

グッズ
オリジナルグッズを販売しております!お出での際はぜひミュージアムショップへお立ち寄りください。

メディアの皆様へ
【開館20周年記念展 vol.3】ダリとハルスマン プレスリリース <日本語版英語版

チラシ
【開館20周年記念展 vol.3】ダリとハルスマン チラシ

作品リスト(同時開催中のダリコレクションも含む)
展示中の作品リスト

会期中イベント
・<Zoomリモートイベント>8月29日(土)17:00〜17:45【幻のギャラリートーク開催! 】 <予約制>
・<Zoomリモートイベント>6月12日(金)18:00〜19:30【おうちでダリナイト・第1部】※終了
・<Zoomリモートイベント>6月12日(金)20:30〜22:00【おうちでダリナイト・第2部】※終了

Photo by Philippe Halsman © 2020 Philippe Halsman Archive / Magnum Photos.Image Rights of Salvador Dali reserved: Fundacio Gala-Salvador Dalí Figueres, 2020

 

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2019年

【開館20周年記念展 vol.2】四次元を探しに ダリから現代へ

会期  2019年7月13日(土)〜11月24日(日) ‖会期中無休 ‖ ※9:30〜17:30 ※11月は9:30〜17:00(最終入館は30分前)


ダリ×11人の現代アーティスト+はじまりの美術館

20周年を迎える記念展のvol.2では、20周年目にして当館初の“コレクションと現代美術とのコラボレーション”に取り組みます。
晩年のサルバドール・ダリ(1904-1989)はDNAや原子物理学に強い関心を抱き、反物質世界の表現への旺盛な探究心を決して失うことはありませんでした。また、彼は自著において「すでに現代絵画以降に、勇気あるグループが、全速力で絶対無つまり神秘主義前派的精神状態にとっての条件の縁に突進した」と書いています。ダリ芸術の主要素である心理分析、多重的形象、不可視的領域は、やがて神秘主義的精神性を帯びながら次元を超越するであろうと予見しているかのようです。本展はこの言葉を手掛かりに、ダリをメインとする当館コレクションと現代美術が織り成す新たな美のエネルギー領域を探しに行こうとする試みです。

サルバドール・ダリ《ダンス(ロックンロールの7つの芸術)》1957年 公益財団法人諸橋近代美術館蔵
© Salvador Dali, Fundacio Gala-Salvador Dali, JASPAR Tokyo, 2019 E3039

■ 関連イベント・ワークショップ
◎ <プレイベント>6/4 代官山蔦屋書店(代官山Tサイト)にてトークショー開催「ダリナイト」 ※終了
◎ 7/13 「四次元を探しに ダリから現代へ」アーティストトーク開催※終了
◎ 7/28 溶かして滲んで、偶然の色と形を楽しもう!布染めLEDキャンドルづくり※終了
◎ 8/10 スペインの文化を体験!モザイクタイルでコースターづくり※終了
◎ 9/29 入館料無料デー「モロビフェス〜ハタチは四次元パーティー」※終了
◎ 10/27 モろ美大學 第3回「なぜダリはモダン・アートの限界に挑むのか」※終了

■ メディアの皆様へ
プレスリリース pdf

伊藤桂司《Heisaura Beach》2001-03年 アクリル、カンヴァス

2019年

【開館20周年記念展 vol.1】シュルレアリスムとダリ〜幻想と驚異の超現実〜

会期  2019年4月20日(土)〜6月23日(日) ※5/21(火)展示替え休館 ※9:30〜17:30(最終入館は30分前)

フランス・パリで興った20世紀最大の思想運動
ー シュルレアリスム。
ダリをはじめマグリットやデルヴォー作品も登場。

1924年のフランス・パリで起こった「シュルレアリスム」。日常に潜む驚異や夢、幻想を表現の頼りとして、文芸や造形、写真など分野を問わず多様な創作者を巻き込んでグループを形成し、20世紀最大規模の芸術運動へと展開しました。スペイン出身のサルバドール・ダリはこの運動に合流して独自の表現を確立させた芸術家の一人です。シュルレアリスムの思想に反したとしてグループを離脱するも、以後シュルレアリスムの体現者、そして20世紀を代表する芸術家として世に広く認知されるまでに至りました。本展覧会ではシュルレアリスムの発足を辿り、その在り様や芸術家たちの実験的な制作技法とともに、ダリがシュルレアリスムにおいていかなる存在であったのかを紹介します。ダリをはじめ、ルネ・マグリットやポール・デルヴォーetc..様々なシュルレアリストたちの作品も展示いたします。

ジョルジオ・デ・キリコ《イタリア広場》1914年 公益財団法人諸橋近代美術館蔵
© SIAE, Roma & JASPAR, Tokyo, 2018

フランシス・ピカビア《アンピトリテ》1935年頃 広島県立美術館館蔵

マン・レイ《シュルレアリストのグループ》1930年/モダン・プリント 岡崎市美術博物館蔵(5/20まで展示)

■ 関連イベント・ワークショップ
◎ 会期中の日曜・祝日は「定例ギャラリートーク」を開催
◎ 5/12 シュルレアリスムの遊び「甘美な死骸」を体験しよう!<無料ワークショップ>※終了
◎ 5/12 フロッタージュでトートバッグ作り<無料ワークショップ>※終了
◎ 5/25 モろ美大學 第1回「シュルレアリスムとダリ」※終了
◎ 6/8 モろ美大學 第2回「奇才サルバドール・ダリ」※終了

 

■ 作品リスト
作品リスト

 

■ メディアの皆様へ
プレスリリース pdf

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2018年

「Dear Ms.Crook 〜パメーラ・ジューン・クルック展〜」

会期  2018年7月8日(日)〜2018年10月21日(日)|会期中無休| ※9:30〜17:30(最終入館は閉館30分前) ※10/22から冬期休館

■ 会期:2018年7月8日(日)〜2018年10月21日(日)※10/22から冬期休館

ダリに次ぐ当館のメインコレクション、英国の現代芸術家パメーラ・ジューン・クルック(1945年〜)。彼女の作品は英国のプログレッシヴ・ロックバンド「キング・クリムゾン」のCDジャケットに数多く採用されています。新収蔵の動物シリーズ4点をはじめ、所蔵作品31点を一堂に公開。額縁まで描く独創的な彼女の作品の数々をお楽しみください。

 


左:パメーラ・ジューン・クルック《レッドドア》1995年/油彩・カンヴァス
右:パメーラ・ジューン・クルック《グリーンドア》1995年/油彩・カンヴァス
公益財団法人諸橋近代美術館蔵 ©PJ Crook 2018

 


パメーラ・ジューン・クルック《ジャポニカ》
2001〜2003年/アクリル・カンヴァス・木製フレーム
公益財団法人諸橋近代美術館蔵 ©PJ Crook 2018

 


パメーラ・ジューン・クルック《ふくろう》
2016年/色材を混ぜたジェッソ・カンヴァス・木製フレーム
公益財団法人諸橋近代美術館蔵 ©PJ Crook 2018

 

□ 展覧会スペシャルイベント開催

9/16(日) 展覧会スペシャルイベント!クルック講演会
9/16(日) 美術館無料観覧デー【今年はイギリスパーティー】

□ メディアの皆様へ

プレスリリース

□ 作品リスト

「Dear Ms.Crook 〜パメーラ・ジューン・クルック展」 作品リストはこちら

【同時開催】コレクション展

サルバドール・ダリ作品をはじめ、西洋近代絵画のコレクションの数々を展示します。

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サルバドール・ダリ《ダンス(ロックンロールの七つの芸術)》1957年、油彩・カンヴァス
公益財団法人諸橋近代美術館蔵
©︎Salvador Dali, Fundacio Gala-Salvador Dali, JASPAR Tokyo, 2018 E3039

□ 作品リスト

コレクション展作品リストはこちら

□ 開館時間や料金詳細

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常設展

コレクション展 ※ダリ作品をはじめ、西洋近代絵画のコレクションの数々を展示。

2018年

「夢幻×無限 〜エッシャー、ダリ、福田繁雄〜」

会期  2018年4月20日(金)〜2018年6月24日(日)|会期中無休| ※9:30〜17:30(最終入館は閉館30分前)

会期:2018年4月20日〜2018年6月24日|会期中無休|

だまし絵の旗手として日本でも人気の【マウリッツ・コルネリス・エッシャー】、超現実主義(シュルレアリスム)の代表格【サルバドール・ダリ】、そして「日本のエッシャー」の異名を持つグラフィックデザイナー【福田繁雄】。三者の作品を通して、夢幻と無限を表現しただまし絵の世界をご紹介します。

 

■ M.C.エッシャー(オランダ 1898〜1972)


左:M.C.エッシャー《滝》1961年、リトグラフ
右:M.C.エッシャー《もう一つの世界》1947年、木口木版・板目木版
ハウステンボス美術館蔵 All M.C.Escher works©Escher Holding B.V.-Baarn-the Netherlands

■ サルバドール・ダリ(スペイン 1904〜1989)

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左:サルバドール・ダリ《アン・ウッドーワード夫人の肖像》1953年、油彩・カンヴァス ©Salvador Dali, Fundació Gala-Salvador Dalí,JASPAR Tokyo,2017 E2905
右:サルバドール・ダリ《ダンス(ロックンロールの七つの芸術)》1957年、油彩・カンヴァス ©Salvador Dali, Fundació Gala-Salvador Dalí,JASPAR Tokyo,2017 E2574
公益財団法人諸橋近代美術館蔵

■ 福田繁雄(日本 1932〜2009)

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左:福田繁雄《SHIGEO FUKUDA》1976年、オフセット
右:福田繁雄《SHIGEO FUKUDA IMAGES OF ILLUSION 1984》1984年、シルクスクリーン
公益財団法人 DNP 文化振興財団蔵 ©SHIGEO FUKUDA 2017

■ VR無限階段を歩こう!

会期中、館内常設にて【VR無限階段を歩こう!】を実施中。そこには実在しない階段を登る最先端の研究で、エッシャー作品にもモチーフとして登場する”無限階段”をVR(バーチャルリアリティ)でぜひご体験ください。
★VR協力:東京大学 廣瀬・谷川・鳴海研究室 協力
★体験実施時間<<先着整理券制(体験は中学生以上)>>
9:30〜11:30/14:00〜15:00/16:00〜17:30
※上記時間以外に、VR調整のため利用できない場合がございます。ご了承ください。
※実施時間中はVRコーナーにて、それ以外の時間は音声ガイド貸出エリアにて整理券を配布しております。

■ 不可能立体展示

杉原厚吉(明治大学特任教授)氏による不可能立体も展示中です。※こちらは会場での撮影が可能です。
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■ 会期中関連ワークショップ

5/13(日) 母の日に贈るポップアップカード※終了しました
5/26(土) 企画展特別講演会※終了しました
5/27(日) 郡山市立美術館とコラボ!※終了しました
6/3(日) 親子で作ろう!錯視アート工作※終了しました
6/17(日) 父の日に贈るポップアップカード

【同時開催】コレクション展

当館の西洋近代絵画のコレクションの数々を展示します。

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左:マリー・ローランサン《コンポジション(構成)》1948年、油彩・カンヴァス
右:アルフレッド・シスレー《積み藁》1895年、油彩・カンヴァス
公益財団法人諸橋近代美術館蔵

 

□ 開館時間や料金詳細

□ はじめて行く、諸橋近代美術館

□ メディアの皆様へ(プレスリリース)

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常設展

コレクション展

2017年

テーマ展

テーマ展「ダリの挿絵版画」ー 絵を読む、物語を見る。

会期  2017年9月11日(月)~2017年11月30日(木)

物語を読むということ。それは、綴られた文字から様々なことを想像し、物語の世界を紡ぎ出すということ。
物語を読むとき、誰もが自分だけの物語の中に佇んでいます。

20世紀を代表する芸術家サルバドール・ダリ(1904-1989)。ダリもまた様々な物語に親しみ、自分だけの世界を創り出した芸術家の1人です。ダリはいったいどのような物語の世界を紡いだのでしょうか。

この度開催するテーマ展では、当館所蔵作品の中からサルバドール・ダリが物語の挿絵として制作した版画を一同に展示致します。スペインの小説家ミゲル・デ・セルバンテス(1547-1616)の『ドン・キホーテ』、イタリアの詩人ダンテ・アリギエーリ(1265-1321)の『神曲』など、世界の名作文学を大胆に表現したダリの挿絵版画の魅力をご紹介致します。
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【同時開催】コレクション展『シュルレアリスムとダリ』

シュルレアリスム(超現実主義)とは、1924年に詩人アンドレ・ブルトン(1896−1966)の「シュルレアリスム宣言」発表によって始動した20世紀最大の芸術思想運動です。幻想や夢、偶然性を鍵に無意識と非合理の世界をあらゆる手法で探求し、意外性と驚異に満ちた新たな表現を生み出しました。スペイン出身の芸術家サルバドール・ダリ(1904−1989)もこの運動に合流し、現在はシュルレアリスムの代表格として認知されています。
今回のコレクション展では当館所蔵の西洋近代及びダリコレクションを通して、シュルレアリスムの発端と展開をご紹介します。
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常設展

コレクション展「シュルレアリスムとダリ」

2017年

企画展

企画展「ダリの美食学(ガストロノミー)」

会期  2017年4月20日(木)~2017年9月3日(日) ※6/26日(月)は展示替えのため休館

「6歳の時、私はコックになりたかった。」ー サルバドール・ダリ

20世紀を代表する芸術家、サルバドール・ダリ(1904年~1989年)は、スペイン北東のカタルーニャ州に属する都市フィゲラスの出身です。カタルーニャ州はスペインの中でも独自の文化を築いた土地で、料理に関しても例外ではありません。肥沃な大地と地中海の恵み、そして多様な民族との交差によってもたらされた食文化から、スペイン随一の美食の地とも呼ばれています。この地で生まれ育ったダリは大変なグルメでしたが、それ以前に、彼は「食」に対して奇妙な執着を持っていました。
「6歳との時、私はコックになりたかった」という書き出しで始まるダリの自叙伝『わが秘められた生涯』(1942年)には、富裕層の出身であるが故に台所への出入りを禁じられ、食物への欲求を抑圧された幼少期の回想が詳細に綴られています。多様な食物に対して向けられた関心は、やがて芸術家としての人生を歩み始めたダリの作品にも反映されるようになりました。
企画展「ダリの美食学(ガストロノミー)」では当館のコレクションより約62点のダリ作品を展示します。ガストロノミーとは食材の調理方法に留まらず、料理を中心として様々な文化的要素で構成される学問です。「美とは可食的なものであろう」という言葉を残したダリの、奇妙な食の世界に迫ります。

【イベントの模様】

【定例ギャラリートーク】

毎週日曜・祝日10:30〜ギャラリートーク開催!学芸員が展示作品の見どころを分かりやすく解説します。
※観覧券があればどなたでも参加可能です。

【メディアの皆さまへ】

本企画展プレスリリースはこちらをご覧ください。

 

【同時開催】<コレクション展>サロン・ドートンヌを彩った巨匠たち

近代以降、フランスでは多くの芸術活動が起こり、様々なイズム(主義)が生み出されてきました。フォーヴィスム(野獣派)やキュビスム(立体派)もその1つです。これらに代表される20世紀美術の舞台となったのが、フランスで毎年秋に開かれた展覧会「サロン・ドートンヌ」でした。1903年から始まり今日まで続くこの展覧会には、センザンヌやルノワール、マティスやルオー、藤田嗣治といった近代美術を代表する画家たちの作品が出品され、多くの芸術家たちに影響を与えてきました。
今回のコレクション展では「サロン・ドートンヌ」の創立メンバーを中心に同展への出品経験を持つ画家の作品をご紹介し、20世紀の西洋美術の変遷を辿ります。
コレクション展<<イギリスの現代アーティストP.J.クルック(パメーラ・ジューン・クルック)の作品も多数展示>>

 

【関連ワークショップ】

7/19(水)・23(日)14:00〜
コレクション展スペシャルギャラリートーク〜魅惑のサロン・ドートンヌ〜

美食学

特集展

<コレクション展>「サロン・ドートンヌを彩った巨匠たち」

2016年

特別展

特別展「ヤワカタな自我~かたくてやわらかいダリの世界~」

会期  2016年9月11日(日)~2016年11月30日(水)

「柔らかい時計」の呼び名で知られる油彩画《記憶の固執》(1931 年、ニューヨーク近代美術館所蔵)で、一躍アートシーンの寵児となった芸術家、サルバドール・ダリ(1904-1989)。本来持つべきはずの硬さを失ってとろりと垂れ下がった時計は、その後のダリ作品の代表的なアイコンとなるほどに衝撃的なモチーフでした。しかし「柔らかい時計」の他にも、ダリの作品には様々な「やわらかいもの」、そして「かたいもの」のモチーフが登場します。ダリが生涯に渡り異様なまでの執着を見せた「やわらかいもの」と「かたいもの」は如何にして誕生し、作品に登場したのでしょうか。

この度開催となる特別展では、当館のコレクションよりサルバドール・ダリの絵画、立体、約 50 点を展示します。作品に登場する「かたいもの」「やわらかいもの」のモチーフを通して、ダリのパーソナリティーをご紹介します。

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2016年

コレクション展

印象派と西洋近代の巨匠たち セザンヌ、ルノワール、ゴッホからピカソまで

会期  2016年9月11日(日)~2016年11月30日(水)

本展では当館の西洋近代絵画コレクションより精選された24作家による約35点の絵画、版画、織物を「風景・静物」「夢の中の現実」「人物」の3部構成で展示・紹介します。

主な出品作家:ポール・セザンヌ、アルフレッド・シスレー、ピエール=オーギュスト・ルノワール、カミーユ・ピサロ、ピエール・ボナール、ヴィンセント・ファン・ゴッホ、モーリス・ド・ヴラマンク、アンリ・マティス、モーリス・ユトリロ、マルク・シャガール、ジョルジュ・ルオー、藤田嗣治、ジョルジオ・デ・キリコ、ジョアン・ミロ、パブロ・ピカソ
※出品作品は変更になる場合がございます。

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2016年

企画展

企画展「ハロー、クルック~共感する記憶~」
【同時開催】コレクション展「ダリの欧米ぶらり旅」

会期  2016年4月20日(水)~2016年9月2日(金)

パメーラ・ジューン・クルック(1945-)は英国の現代美術家です。子育て中の余暇に絵を描き始め、以来、2016年現在、精力的に制作を続けています。

女の作品の多くは、自身の体験や記憶に基づいた光景が描かれています。半開きになった扉の前に立つ不穏な影、一心不乱に新聞を読みふける日本人、都市部の群集など、私たちの身の回りに溢れるモティーフを組み合わせて不思議な光景を作り出しています。ありふれた人々の生活の中に、クルックはどのようなメッセージを込めたのでしょうか。本展では、クルック作品の魅力に迫りました。

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2015年

特別展

「ダリの遊び―シュルレアリスムとその技法を巡って―」

会期  2015年7月5日(日)~2015年11月30日(月)

当館では2014年7月、サルバドール・ダリ、ヴァランティーヌ・ユゴー、ガラ・エリュアール、アンドレ・ブルトンの4人による共同制作絵画《甘美な死骸》を新たに購入致しました。「甘美な死骸」とは、20世紀フランスのシュルレアリストたちの間で流行した言葉遊びのことです。
この遊びによって作られた文章や絵は一様に《甘美な死骸》というタイトルを持ちます。シュルレアリストたちはこのほか、「自動記述」や「コラージュ」と呼ばれる、遊び心を出発点にしたような斬新な技法でシュルレアリスムの世界を探求していきました。ダリは1934年頃までこのグループに参加しています。自らを〈jeux(遊び、たわむれ)〉と呼び、シュルレアリストたちとの交流から学んだ技法や思想を発展させた独自の制作手法は、まさに「遊び」と呼ぶにふさわしいものでした。
本展では、新収蔵作品《甘美な死骸》を含むダリやその周辺作家の作品およそ60点から、ダリの手法やモティーフについて「遊び」というキーワードから読み解き、ユーモアに満ちたダリの世界観をお楽しみいただきました。

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2015年

企画展

「アメリカが愛したダリ」

会期  2015年4月20日(月)~2015年6月28日(日)

スペインが輩出した20世紀の芸術家サルバドール・ダリ(1904-1989)は、シュルレアリストの代表格として広く認識されています。1930年代における3度の渡米と第二次世界大戦中を含む8年間のアメリカでの亡命生活を経て、他のシュルレアリストとは一線を画す存在へと転身を遂げました。
本展ではダリの「アメリカ時代」として1930年代から1960年代に焦点を当て、当館所蔵作品及び国内所蔵館による出品協力のもと、ダリの絵画、彫刻、ポップ・アート作品約60点を展示しました。
また、ニューヨーク万国博覧会(1939)のために制作された《ヴィーナスの夢》の複製を用い、パビリオンの世界観を展開し、ダリが作品を通して大衆文化に残した功績と、彼の商業芸術家としての一面をご紹介しました。

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2014年

特別展

「Episode15 ~コレクションの軌跡~」

会期  2014年7月5日(土)~2014年11月30日(日)

諸橋近代美術館は、サルバドール・ダリ(1904~1989)の作品を中心に、西洋近代の作品を約400点所蔵しています。このコレクションは創立者である諸橋廷蔵がダリの作品と出会い、感動し、個人的に収集をはじめたことからスタートしました。その後、「多くの方により身近に西洋近代美術を楽しみ、感動していただきたい」という理念のもと国立公園内での美術館設立の構想を立ち上げ、コレクションのより一層の充実に力を入れていきます。
本展では当館の開館15周年を記念して、作品収集の発端となった諸橋廷蔵のダリ作品との出会いから作品購入時のエピソード、美術館設立に向けての情熱を紹介し、当館コレクションの軌跡を辿りました。

常設展

「サルバドール・ダリの世界」 「印象派と20世紀の巨匠たち」

2014年

記念展

「LOVE STORY ~ダリ 5つの愛の物語~」

会期  2014年4月20日(日)~2014年6月29日(日)

サルバドール・ダリ生誕110年と当館開館15周年を記念し、「LOVE STORY~ダリ 5つの愛の物語~」を開催いたしました。
本展覧会では、当館所蔵品及び国内のダリ所蔵館の出品協力による絵画、版画、彫刻97点の展示を通して、「愛」をテーマにダリが奇才の芸術家となり得た潮流を辿りました。

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2013年

企画展

ダリ版画 ダンテ「神曲」

会期  2013年7月6日(土)~2013年11月30日(土)

イタリアが輩出した詩人ダンテ・アリギエーリ(1265-1321)の代表作であり、イタリア文学最高峰の古典作品として世界的に名高い「神曲」。
「神曲」は地獄篇34歌、煉獄篇33歌、天国篇33歌の計100歌で構成されています。ダンテ自身が古代ローマの詩人ウェルギリウスの導きにより地獄、煉獄、そして天上界を巡るという内容で、カトリック的道徳観を吟じた文芸復興の先駆的作品であると共に、彼自身の半生をなぞらえた壮大な物語でもあります。その根底にはダンテの永遠の淑女、ベアトリーチェへの愛が存在しました。
本展では、サルバドール・ダリ(1904-1989)がイタリア政府の依頼により、ダンテ記念祭のために「神曲」の挿絵として制作した版画作品「神曲」地獄篇、煉獄篇、天国篇の100点を一堂に展示します。ダリ独自の解釈で再構築された、古典と前衛が織り成す「神曲」の世界を紹介しました。

2013年

企画展

西田シャトナー 折り紙作品展『22.5°の宇宙』

会期  2013年7月6日(土)~2013年9月1日(日)

世界には、いろんな生き物がいます。美しい生物、複雑な生物、シンプルな生物、奇妙な生物…そして、その全ての生物は、もとはと言えば皆同じように、ただ1個の細胞が分裂を繰り返して誕生するのです。
折り紙作品を折る時、私はその不思議さを体験したくて、必ず1枚の紙から折ります。1枚の紙からいろんな形を折ることが、生命の発生の不思議さにとても似ているのです。
私は折り紙を折りながら、生命の不思議さを感じ、さらには生命や折り紙を存在させている宇宙の不思議さを感じているのです。まるで宇宙は魔法だなあと、いつも思います。
22.5°とは、折り紙の90°のカドを半分に折り、またさらに半分に折った時に現れる角度のことです。折り紙を折る時にかならず出現し、それを生き物の姿に導いてくれる魔法の角度です。
この作品展には、私が22.5°の力を借りて折った作品約50点と、そして折り紙を折りながら心をよぎった言葉などを展示せていただきました。

常設展

「サルバドール・ダリの世界」 「印象派と20世紀の巨匠たち」

2013年

企画展

「岡本太郎」 展

会期  2013年4月20日(土)~2013年6月30日(日)

当館は、今年で開館15年目を迎えます。この節目となる年に当館の常設作家サルバドール・ダリから日本人作家として唯一高い評価を受けた岡本太郎(1911-1996)に焦点を当てました。文明の発達が急加速した20世紀において、人間の存在を純粋に、そして大胆に表現した太郎の初期から熟年期にわたる幅広い表現による作品を展示いたしました。

展示は5章構成で、太郎が提唱した抽象と具象など相対するものを同一に表現する「対極主義」が実践された作品を紹介し、太郎の代名詞でもある≪太陽の塔≫では、日本万国博覧会のテーマ“人類の進歩と調和”に真っ向から反対した作家の熱い思いを展開しました。
岡本太郎の芸術と人物像を川崎市岡本太郎美術館所蔵の絵画、写真、彫刻、版画作品約60点と太郎の言葉で分かりやすく紹介しました。

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常設展

「サルバドール・ダリの世界」 「印象派と20世紀の巨匠たち」

2012年

テーマ展示

「ダリとファッション」

会期  2012年7月7日(土)~2012年11月30日(金)

絵画・彫刻のみならず、執筆や映画など幅広い分野で活躍したダリの、ファッションやデザインの世界に注目しました。香水や帽子、家具などを手がけ <美術と生活> の融合という新境地を開いたダリ芸術を紹介。新収蔵「アナ・マリア・ダリの肖像」を初公開しました。ダリ劇場美術館のインスタレーションを再現した‘唇のソファ’に座る「体験型展示」はダリの世界を身近に感じる初の試みとなりました。
小企画では、所蔵のP・J・クルックの額縁にまで描かれた半立体絵画20点を展示。英国の伝統的な庭園や幼少の思い出をテーマにした作品や、日本の満員電車やニューヨークの群集など、クルックが新鮮に感じた異文化を描き留めた作品を紹介しました。

常設展

「サルバドール・ダリの世界」「印象派と20世紀の巨匠たち」

小企画

「パメーラ・クルック ~英国からの風~」

2012年

企画展

版画でみる20世紀展
ピカソからウォーホルまで 滋賀県立近代美術館コレクションより

会期  2012年4月20日(金)~2012年7月01日(日)

20世紀の人間を取り巻く環境の急激な変化と共に発展した美術の流れを、ヨーロッパ~アメリカを舞台に辿りました。具象から抽象へ、そしてポップアートなどの新表現まで、高速化時代の変化を捉えた前衛的な作家たち15人の作品77点を展示・紹介しました。
出品作家:パブロ・ピカソ、アンリ・マティス、ワシリー・カンディンスキー、フランク・ステラ、アンディ・ウォーホル ほか

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常設展

「サルバドール・ダリの世界」 「印象派と20世紀の巨匠たち」

2011年

コレクション展

「印象派と20世紀の巨匠たち~シャガール 《テルトル広場》初公開~」

会期  2011年6月25日(土)~2011年11月30日(水)

当館のシャガール作品としては2点目となる新収蔵作品《テルトル広場》を初公開。 印象派から始まる20世紀の西洋近代の美術の流れを当館のコレクションから厳選した絵画作品20 点以上のラインナップで紹介しました。
出品作家:シャガール、シスレー、セザンヌ、ルノワール、ピサロ、ゴッホ、ピカソ、ほか

またテーマ展示では、目の前に存在する人物をしっかりと見つめたダリ16歳の力作《画家の母の肖像》《裸婦像の背中》を初公開しました。肖像画を中心に、人間を主題としたダリ絵画・版画約40点を展示しました。

2010年

特別展示

「ダリと偉人たち-古典と科学-」

会期  2010年7月3日(土)~2010年11月30日(日)

サルバドール・ダリの新収蔵作品《オリンピアのゼウス像》、《炸裂する頭部》など4点を初公開しました。ダリ作品にみられる古典主義と科学に焦点を当て、ダリが何故それらに傾倒したのかを所蔵作品の絵画・彫刻作品約20 点を展示し解き明かしました。
テーマ展示では新収蔵作品カミーユ・ピサロの《ポントワーズ丘陵、牛飼いの少女》を初公開しました。フランスの広大な自然とパリの文化を描いた作家 達の足跡を辿りました。セザンヌ、ピカソ、ユトリロ、シャガールなど当館所蔵の絵画作品約30点と関連資料を展示・紹介しました。

常設展

「サルバドール・ダリの世界」

テーマ展

「印象派で巡る絵画紀行~パリ郊外からモンパルナスへ~」

2010年

企画展

「魅惑のモンマルトルロートレック展
-サントリーミュージアム[天保山]コレクションより-」

会期  2010年4月27日(土)~2010年6月27日(日)

本展は、フランスの画家アンリ・ド・トゥールーズ・ロートレック(1864-1901)に焦点をあてた企画展です。19 世紀末、フランスのモンマルトルでは、ダンスホールやキャバレー、カフェ等が活気に溢れていました。その人々の熱気や喜びそして哀切を、鋭い観察力とデッ サン力でポスターに表現してきました。大衆文化であるポスターが宣伝の枠を超え、芸術として評価されるまでの変遷を辿りました。
日本唯一の ロートレックコレクションで知られる、サントリーミュージアム[天保山](大阪市港区)よりロートレックと同時期およびそれ以降に活躍した作家たちのリト グラフ作品70余点を3章構成でわかり易く紹介しました。

2009年

「新収蔵作品 ピカソ 初公開 -印象派と20 世紀の巨匠たち-より」

会期  2009年7月4日(土)~2009年11月30日(日)

20世紀の巨匠パブロ・ピカソ(1881-1973)による、油彩画《画家》と版画《貧しき食事》を新たに収蔵し、当館所蔵のコレクションと併せて初公開しました。
テーマ展示1.「ダリの食卓」では、ダリの食に対する重要な意味合いを関連作品・資料と一緒に紹介しました。
テーマ展示2.では、当館所蔵のダリの版画シリーズ「ガルガンチュアとパンタグリュエル」(全25枚)を展示しました。

常設展

「サルバドール・ダリの世界」

テーマ展

テーマ展示1:没後20 周年記念「ダリの食卓」
テーマ展示2:「ガルガンチュアとパンタグリュエル」

2009年

「ルオー展 -パナソニック電工 汐留ミュージアム 所蔵作品より-」

会期  2009年4月20日(月)~2009年6月28日(日)

フランスの画家ジョルジュ・ルオー(1871-1958)に焦点をあてた企画展です。様々な手法で‘人間の本質’を表現しようとし、その重厚さと神秘性は見る人に強い衝撃を与え続けた作品ばかりでした。
国内屈指のコレクションで知られる、パナソニック電工 汐留ミュージアム(東京都港区)所蔵の油彩・版画作品約80点を中心に、作家の生涯と作品を分かり易く紹介しました。

2008年

企画展

「諸橋近代美術館 10 年の歩み展」

開館10年を期し、当館の開館から今日までの活動記録(美術館の設立や作品蒐集について)など美術館の成長記録を4部構成で分かりやすく紹介した展覧会でした。また、特集展示では、当館所蔵のダリの版画シリーズ《カルメン》を取上げ、情熱的で魔性の女性といわれたカル メンを紹介しました。

常設展

「サルバドール・ダリの世界」

特集展

ダリ情熱の版画《カルメン》

2008年

開館10 周年記念特別展

「スペイン2大巨匠 ダリとピカソ展」

会期  2008年4月20日(日)~2008年7月6日(日)

諸橋近代美術館 開館10周年を記念し、開催された特別展です。当館の主な所蔵作家であるサルバドール・ダリと、同郷の先輩作家パブロ・ピカソを併せて取り上げました。
20世紀美術史に絶大な影響をもたらしたこの2大巨匠の青年期から円熟期までの絵画、版画、彫刻作品約100点を通して、二人の個性と魅力を紹介しました。

2007年

企画展

「新収蔵作品 アルフレッド・シスレー「積み藁」の公開」

会期  2007年7月13日(日)~2007年11月30日(日)

この年にオークションにて購入した、アルフレッド・シスレー(1839-1899 年)の「積み藁」。
モネと同様の主題を扱い、‘モネと最も密接した画家’として紹介され、また‘純粋なる風景画家’として評価されてきました。その作品を当館コレクションの西洋近代絵画と併せて紹介しました。また、テーマ展示では、ダリの絵画と彫刻の接点に注目し、絵画の二次元から彫刻の三次元へと変貌する、思考の閃きを紹介しました。

常設展

「サルバドール・ダリの世界」

テーマ展

「ダリ、彫刻の閃き -絵画と彫刻の接点-」

2007年

リニューアル記念 特別企画展

「-パリの華- マリー・ローランサン展」

会期  2007年4月20日(金)~2007年7月1日(日)

2006年の改修工事を経て、開催された特別企画展です。マリー・ローランサン(1883-1956)は、21 歳から本格的な絵画の勉強を始め、絵画制作のみならずバレエの衣装や舞台のデザインも手がけました。本展は、世界で唯一ローランサン作品の専門美術館であ るマリー・ローランサン美術館(長野県茅野市)の出品協力を得て、油彩・版画作品約50点を4 部構成にて展示・紹介しました。

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