2022年09月16日 更新
モロハシキンダイビジュツカン、略して“モロビ”。
【ルームス展】の6つの部屋に住むモロビの住人(学芸員)が
住人自身や部屋の見どころなどを紹介します。
ROOM1「コレクターの部屋」の住人からスタート!
住人が学芸員になったきっかけ
私は大学卒業後、父である美術館創設者の諸橋廷蔵から美術館設立の相談を受け、すぐにボストンにあるアートスクールに通い始めました。その後ロンドンに移り、美術品オークション大手のサザビーズが運営する研究所に所属。戻ると今度は設立準備に追われました。国立公園内での美術館建設はルールが多く、提出する資料が膨大なのです。作品の蒐集は父が担っていましたが、途中から私自身オークションに参加することもあり、当時28歳で館長に就任した私は、広報活動にも奔走しながら、学芸員として展覧会づくりも行う怒涛の日々を送りました。
ROOM1「コレクターの部屋」を通して伝えたいメッセージ
来館者の皆様と作品との素敵な出会いをお手伝いできることはこの仕事の醍醐味です。コレクターの部屋を通して、開館前から創設者とともに作品蒐集に携わってきた、作品への熱い想いを伝えたいと思っています。
ROOM1「コレクターの部屋」イチ押し作品