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コラム

【ダリが与えたショックとは?コラム②】その地平線に見覚えが?ダリの構図との類似性。

2021年05月26日 更新

斎藤長三《窓から》1936年 油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵


本作が描かれた1936年はダリの作品が本格的に日本で紹介された年でもあります。この頃から日本人前衛画家の作品には、彼方に広がる地平線や広大な平野、遠景に佇む小さな人影など、ダリの作品に頻出する構図と類似した作品が多く登場してきます。
本作でも、彼方には地平線が広がり、遠くに純白の衣服を纏った女性のような人影が描かれています。この構図は、まさしくダリ風とも言える構図です。しかし、日本人前衛画家の表現は単なる模倣では終わりません。
斎藤長三は物語性を重視した画家であり、本作でも斎藤ならではの物語性が感じられます。窓の外が明るく静けさを感じる一方で、手前の窓の内側は暗く不穏な気配を感じます。窓を隔てたこの対比は、私たちに様々な物語を想起させます。日本の前衛画家たちはダリの作品に影響を受けながらも、単なる模倣に終わることなく、彼ら自信が表したい絵画世界へと作品を昇華させていきました。斎藤はダリの作品の先に、どのような可能性を見出していたのでしょうか。

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★締め切りは6/27。当選はDMにてご連絡いたします。
★諸橋近代美術館公式Twitterアカウント
@dali_morohashi

Shock of Dalí ショック・オブ・ダリ 〜サルバドール・ダリと日本の前衛〜
会期:2021年4月24日(土)〜6月27日(日) ‖会期中無休‖9:30〜17:00(最終入館は16:30まで)

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