2022年05月17日 更新
古典文学に見られる、神秘や幻想に満ちた魅惑的な世界観や、多様な登場キャラクターとその複雑な人間関係は、時代の流れとともに様々な人の手によって部分的に脚色され、原典と異なる部分が見受けられます。それら複雑な古典文学は、多くの芸術家たちに愛され、絵画や彫刻といった芸術作品に大きな影響を与えました。スペイン出身の画家サルバドール・ダリ(1904−1989)もそのひとりです。
本展覧会ではサルバドール・ダリの作品を中心とした当館コレクションを通して、主題となっている神話や聖書、物語を今一度ふりかえります。芸術家たちによって再解釈された物語の原典とは一体どんな内容だったのか、そして後世ではどのように継承されていったのか、作品に描かれた物語の変遷や歴史といった“ヒストリア”を見ていきます。神秘と幻想の世界を通して、作品の魅力を再発見していただけることでしょう。
■ 会 期
2022年4月27日(水)〜7月3日(日) ‖会期中無休‖
※諸事情により会期が変更になる場合がございます。
■ 時 間
9:30〜17:00(最終入館は閉館の30分前)
■ 料 金
詳細はこちら
■ 主催・会場
公益財団法人諸橋近代美術館
■ トピックス
(1)<終了>5/28(土)【Zoom講演会】モろ美大學〜ギリシア神話入門編〜
(2)<終了>6/4(土)【Zoom講演会】モろ美大學〜ギリシア神話深堀り編〜
(3)<配布・閲覧終了>展覧会ミニガイド(pdf版) ※会場にて無料配布中!
■ メディアの皆様へ
プレスリリース
■ 展示予定作品の一部(都合により変更になる場合がございます)
- サルバドール・ダリ《孔雀》1969年
- ピエール・ボナール《水浴する女達のいる森の風景》1899年
- パブロ・ピカソ《戦士》1962年
- サルバドール・ダリ《不貞を犯したメネラオスの妻》(「愛の術」シリーズより)1976年
- サルバドール・ダリ《アナ・マリア・ダリの肖像》1926年
- サルバドール・ダリ《地獄篇 第6歌 ケルベロス》(「神曲」シリーズより)1960年
- サルバドール・ダリ《カルメンの肖像》(「カルメン」シリーズより)1970年
- サルバドール・ダリ《ドン・キホーテ》(「ドン・キホーテ」シリーズより)1957年
- サルバドール・ダリ《オリンピアのゼウス像》1954年頃
※展示作品が変更になる場合がございます。予めご了承ください。