2026年04月17日 更新
「わがの名前は、ももわら。シスレーのパパが描いてくれた絵から飛び出してきたんだ。のんびり見てってくんちぇ。」
—— 諸橋近代美術館マスコット「ももわら」

ももわらってなぁに?
2025年に開催された「よりみち展」をきっかけに誕生した、当館の公式マスコット「ももわら」。
そのモデルとなったのは、同展のイチ推し作品でもあったアルフレッド・シスレーの《積み藁》(当館所蔵)です。絵の中に描かれた積み藁があまりにも「もこもこして愛らしい!」と館内スタッフの間で話題になり、その深い愛からこのキャラクターが生まれました。
当初は「#つみわらイエティ」という仮名で呼ばれていましたが、Xでの名前募集を経て、皆さまの素敵なアイデアから「ももわら」という可愛い名前が決定。 展覧会が閉幕したあとも、 “ほそぼそ” と、元気に暮らしています。
- よりみち展期間中は缶バッジにもなりました。
- ハロウィン期間限定で販売した缶バッジデザイン。
- カフェでは「ももわらワッフル」なるメニューにもなりました。
- ももわらとその仲間たちのキーホルダーも販売しました。
- フォトスポットとして、ひょっこり館内に登場した一コマ。
- お米を食べたももわら!?休館中の新潟出張イベント限定デザイン
ももわらのプロフィール
年齢:13歳(自称) ※実年齢は1895年生まれの130歳
性格:のんびりや
特徴:
・アルフレッド・シスレーの《積み藁》から飛び出してきたマスコット
・もふもふとした体で強い風が吹くとよく飛ばされそうになる
・フランス生まれだが会津弁を喋る
・歩いた通り道にはよく干し草が落ちている
・絵の中の積み藁を見てはぴょんぴょん跳ねている
・シスレーのことを「パパ」と呼ぶ
ももわらのパパが描いた作品はこちら!
アルフレッド・シスレー《積み藁》1895年 公益財団法人諸橋近代美術館所蔵

ももわらのパパである「シスレー」の生涯
裕福な家庭に生まれ、エコール・デ・ボザールやシャルル・グレールのアトリエで画業に励んでいたシスレー。しかし30歳の頃、父親の事業が破産したことで生活は一変します。自身の絵を販売するしか生計を立てる手段がありませんでしたが、彼の作品はなかなか評価されず、残りの生涯を極貧の中で過ごすこととなりました。
経済的な苦境が続く中、1880年には安定した支援と引き換えに、すべての作品を画商に委ねる契約を結びます。以降はロワン川沿いの小さな村を転々としながら、穏やかで美しい風景画を描き続け、1882年に本作の舞台である「モレ=シュル=ロワン」へと移住しました。
その後、咽頭癌を患い、病魔と貧しさに苦しめられながらも、シスレーは印象派の手法を崩すことなくキャンバスに向かい続けました。まさに、その生涯のすべてを印象派に捧げた画家といえます。
ちょっとためになる「積み藁(つみわら)」よもやま話
そもそも「積み藁」ってなぁに?🌾
収穫した後の干し草を畑に積み上げたもので、昔のフランスの田園地帯ではよく見られた光景です。高さはなんと3m〜6m(建物の一階から二階くらい!)にも及んだとされ、穀物の茎と実が分離しやすくなるために乾燥させる貯蔵庫として使われていました。シスレーをはじめ、多くの印象派の画家たちが、大切なモチーフの一つとして「積み藁」を好んで描きました。
