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特別展「ヤワカタな自我~かたくてやわらかいダリの世界~」

2016年04月20日 更新

「柔らかい時計」の呼び名で知られる油彩画《記憶の固執》(1931 年、ニューヨーク近代美術館所蔵)で、一躍アートシーンの寵児となった芸術家、サルバドール・ダリ(1904-1989)。本来持つべきはずの硬さを失ってとろりと垂れ下がった時計は、その後のダリ作品の代表的なアイコンとなるほどに衝撃的なモチーフでした。しかし「柔らかい時計」の他にも、ダリの作品には様々な「やわらかいもの」、そして「かたいもの」のモチーフが登場します。ダリが生涯に渡り異様なまでの執着を見せた「やわらかいもの」と「かたいもの」は如何にして誕生し、作品に登場したのでしょうか。

この度開催となる特別展では、当館のコレクションよりサルバドール・ダリの絵画、立体、約 50 点を展示します。作品に登場する「かたいもの」「やわらかいもの」のモチーフを通して、ダリのパーソナリティーをご紹介します。

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