2024年11月05日 更新
諸橋近代美術館の開館25周年の節目として開催する「コレクションストーリー ー諸橋近代美術館のあゆみー」では、コレクションの4本柱であるサルバドール・ダリの作品、ルノワールやシスレー、シャガールなどの西洋近代美術作品、イギリスの現代アーティストPJクルックの作品、2023年に新たに収蔵されたフィリップ・ハルスマンの写真作品を紹介するとともに、コレクションに込められた創立者の想いや、いかにして収蔵に至ったのか経緯を振り返り、諸橋近代美術館コレクション形成のストーリーを見つめ直していきます。
■ 展覧会
コレクションストーリー ー諸橋近代美術館のあゆみー
■ 会 期
2024年9月21日(土)~11月10日(日)
■ 休館日
上記会期中無休
■ 時 間
9:30〜17:00(最終入館は16:30まで)
■ 主催・会場
公益財団法人諸橋近代美術館(福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字剣ヶ峯1093番23)
■ 展示作品リスト
こちらをご覧ください
■ 会期中のイベント
9月28日(土)無料【ZOOM講演会】モロビ大学第13回「日本の美術館と西洋近代美術コレクション-その歴史的変遷をたどる」<事前申込制>
10月13日(日)美術館庭園にて「おきにいりマルシェ」開催!
■ メディアの皆様へ
プレスリリース
■ 展示内容
Collection STORY 1:サルバドール・ダリ
諸橋近代美術館創立者の諸橋廷蔵は美術に関心が強く、サルバドール・ダリの作品との出会いがきっかけで美術館設立への大きな一歩を踏み出しました。常設展示しているダリの彫刻作品群をご覧いただくとともに、ストーリー1ではダリの版画作品などもご紹介いたします。
-
-
創設者のラフスケッチを原案にした美術館建物
-
-
サルバドール・ダリの彫刻が並ぶホール
-
-
3m×4mにわたるダリの大作が展示されるテトゥアンルーム
-
-
ダリの版画作品:左「パンタグリュエルのおかしな夢」より/右「カルメン」より
Collection STORY 2:西洋近代美術
廷蔵は「広く多くの方に西洋近代美術の秀作の数々を鑑賞し、感動していただきたい」という想いのもと、19〜20世紀に活躍した画家の作品も蒐集しました。ルノワールやゴッホなど当館所蔵の西洋近代美術作品をご紹介します。
-
-
ピエール= オーギュスト・ルノワール 《モーリス・ドニ夫人》1904年
-
-
フィンセント・ファン・ゴッホ《座る農婦》1884-1885年
Collection STORY 3:PJ クルック
1995年、パリ。廷蔵は偶然立ち寄ったクルックの個展で展示作品を一括購入。廷蔵亡き後も、当館では蒐集を継続し、現在全35点が収蔵されています。その収蔵品の一部をご紹介します。
-
-
PJ クルック《ジャポニカ》2001年、2003年加筆
-
-
PJ クルック《メタモルフォーゼ》2018年
©️PJ Crook 2024
Collection STORY 4:フィリップ・ハルスマン
2020年に開催した展覧会「ダリとハルスマン」で生まれたニューヨークのフィリップ・ハルスマン・アーカイブとのご縁から、写真作品60点を2023年に購入しました。その収蔵品の一部をご紹介します。
-
-
《インタビュー》1954年
-
-
《交わる照明》1967年
© The Philippe Halsman Archive