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コラム

セザンヌが愛した味。

2020年09月28日 更新

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1839年に南仏エクス=アン=プロヴァンスで銀行家の息子として生まれたセザンヌは、22歳の時にパリを訪れます。セザンヌは生涯においてエクスとパリを20回以上も往復し、パリへ戻る際には南仏産のオリーブオイルや野菜を持参したと言われています。

パリでの食生活は、たまに豪華な食事を摂ることもありましたが、ブイヨンスープにパンといったシンプルな食事を好んで摂っていたそうです。プロヴァンス料理と得意とした母親の元で育ったため、どの料理もお袋の味には勝てなかったのでしょう。また南仏人としての誇りと彼の頑固な性格さがここからもうかがえます。

今回挑戦した再現料理は、フェンネルのスープ、ジャガイモのソテー、狩りのグリーンサラダの3品です。YouTubeに調理・解説動画を掲載いたしましたため、是非ご覧ください。

(参考レシピ:林綾野、千足伸行『セザンヌの食卓 いろとりどりの林檎たち』 講談社 2012年)

展覧会

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