2020年09月18日 更新
作品に悪影響を及ぼす虫がいないかどうか調べるために、展示室内の隅っこの各所に虫を捕まえるための虫トラップを設置しています。美術館で使うトラップには家庭用のものとは違い、虫をおびき寄せるためのエサは付いていません。トラップを放置しすぎると、中に入っている虫の死骸が、さらに新たな虫をおびき寄せるため、1ヶ月を目安に回収するようにしています。虫トラップ回収後は、そのエリアにどんな種類の虫がどのくらいいたかをカウントし、虫の発生の原因や侵入経路を探ります。得られたデータをもとに、展示室内の虫の発生を防ぐための対策を立てます。