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「ダリとハルスマン」コラム第1回『世紀のカメラは何を捉える?』

2020年01月09日 更新

カイゼル髭をピンと直立させて眼光鋭く斜め前を見据えているのは、奇才として知られる芸術家のサルバドール・ダリ(1904−1989)。一方、ダリに対してカメラを構え穏やかに何かを問いかけているのは、写真家のフィリップ・ハルスマン(1906-1979)です。
パリで写真家としてのキャリアを積んだハルスマンは1940年にアメリカへ渡り、同国の有名雑誌『LIFE』の表紙を飾ること101回。これは一人のカメラマンが同誌の表紙を撮影した回数としては最多の回数であり、女優マリリン・モンローやジャズ・ミュージシャンのルイ・アームストロングなど、20世紀を彩る著名人のポートレートが多く含まれています。機智とユーモアに溢れた人柄から、被写体の本質を引き出してレンズに収める術に長けていたハルスマン。カメラレンズを通して、ダリのどんな側面を引き出したのでしょうか。(第2回につづく)

【開館20周年記念展 vol.3「ダリとハルスマン」】

《インタビュー》The Interview, 1954 <左>フィリップ・ハルスマン <右>サルバドール・ダリ

《インタビュー》The Interview, 1954
<左>フィリップ・ハルスマン <右>サルバドール・ダリ Photo by Philippe Halsman © 2020 Philippe Halsman Archive / Magnum Photos.Image Rights of Salvador Dali reserved: Fundacio Gala-Salvador Dalí Figueres, 2020

「広報誌ダリモNo.013」でも展覧会紹介中。

「広報誌ダリモNo.013」でも展覧会紹介中。

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