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コラム

連載「版画みる20世紀展」のみどころ Vol.2

2012年05月01日 更新

2.音楽と美術の共鳴 ~ワシリー・カンディンスキー「小さな世界Ⅰ」1922年
カンディンスキーは作曲家のシェーンベルクと親交がありました。
クラシック音楽は言葉などによる説明要素はなく、楽器の音の組み合わせのみで表現されています。
カンディンスキーの作品も同様に、人や物による説明要素はなく、単純な形や色による響き合いで表現しています。
カンディンスキーは、こうした音楽理論的な造形表現に画家人生のほとんどを費やしました。
この表現は後に広がる抽象絵画の先駆的なものでした。
展覧会では「小さな世界」シリーズの6作品を、目に見える音楽としてお楽しみいただけます。

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