2025年06月01日 更新
美術館は医療ケアの場所として活用されはじめています。世界中の美術館で認知症当事者のためのアートプログラムが始動しており、カナダやベルギーでは患者への処方箋として美術館の観覧券を渡す取り組みも行われました。
さらに、医学教育の現場でも美術館を活用する事例があります。そんなユニークな取り組みをしているのがミルキク代表の森永康平医師。
森永医師は病院の初診外来で内科診療を行いながら、獨協医科大学の講師として週1回教鞭を取っています。授業では「対話型鑑賞」というアート鑑賞を実践しており、美術館に出向いて作品鑑賞することも。
医大生の「国語力」と「観察力」に課題を感じており、対話を通じてアートを鑑賞することが、患者を観察し症状を見極めることや、患者との円滑なコミュニケーションにつながると考え、この取り組みを始めたそうです。
6/29まで開催する展覧会「ととのう展~ヘルスケアにつながる美術館~」の特別企画として、6月22日(日)に森永先生による医療従事者向けの講演会を開催します。
オンラインでの同時配信も予定しておりますので、ぜひご応募のうえご参加ください!
モロビ大学第17回アートで拓く医療と教育の未来 〜対話型鑑賞で”ととのう”診療の姿勢〜
日時:6月22日(日)13:30〜14:30
会場:別館アートテラス(美術館敷地内)及びオンライン(Zoom)
講師:山中 克郎 氏(福島県立医科大学会津医療センター 特任教授)
森永 康平 氏(ミルキク代表、獨協医科大学非常勤講師)
定員:現地参加40名(先着順、医療関係者限定)
(1)オンライン参加80名(応募制/先着順)
(2)オンライン参加80名(応募制/先着順)
対象:(1)現地参加は医師や看護師、その他医療従事者など
(2)オンライン参加はどなたでも
費用:無料 ※(1)現地参加の方は展示室に入館時に別途観覧券が必要です。
応募はコチラから