2016年09月22日 更新
「ダリ展」が去る9月14日に国立新美術館にて盛大に開幕となりました!
同展には当館のダリ絵画3点が出品されておりますが、私はそちらの展示・点検作業に加えまして、当館の展示にこの数週間追われてしまい、ブログも書けずじまいで失礼いたしました。
さて、今回の東京のダリ展は京都会場より更に充実した内容となっております。
具体的には、映像作品の「アンダルシアの犬」「黄金時代」ウォルト・ディズニーとの共作「ディスティーノ」の上映スペースが設営されております。
また、国内のダリ所蔵館、横浜美術館、ポーラ美術館、福岡市美術館、そして諸橋近代美術館の名作、大作が特別展示となっております。これらは京都会場の展示室のスペースの都合上、東京会場のみの展示となっております。
当館から出品しました大作「テトゥアンの大会戦」は最終展示室のおおトリをつとめさせて頂いております。同作は今回の展覧会のために半年以上前から入念な修復作業をなされ、また展示の照明においても高度な計算のもとの演出がなされております。当館での展示とはまた違った魅力がございますので、是非、時間をかけてゆっくりとご鑑賞ください。
ちなみ上の写真2枚はショップで遊べるダリの巨大なガチャガチャ〈300円〉です。卵をあけて楽しみのピンバッジが入っております。
下の写真は開幕日の前日に行われました内覧会・開幕式の様子です。
ダリ能でスタートした開幕式には、主催者はじめ出品館であるダリ財団、国立ソフィア王妃芸術センター、ダリ美術館の各要人が参列し、憲仁親王妃久子様のテープカットで盛大に開幕しました。
また翌日には、セルバンテス文化センターにて特別講演会が開催され、出品館の各氏からダリの研究についての発表がありました。さながらダリサミットといった、こちらも有意義な会でございました。