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ゴッホ幻のひまわり@大塚国際美術館

2016年07月16日 更新

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再現された《芦屋のひまわり》

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《芦屋のひまわり》の前に座る山本顧彌太氏(左)と武者小路実篤(右)

 

先日、訪問した京都市美術館の後に徳島県鳴門市にある大塚国際美術館を訪問してきました。

同館は精巧な技術による陶板で世界の名画を原寸大で再現展示する美術館として有名ですが、今回は興味深い新収蔵作品を拝見してきました。

写真上のゴッホのひまわり、こちらもまた陶板による再現作品です。

原作となるひまわりは、大正9年に実業家、山本顧彌太氏によって購入され日本に持ち込まれました。

山本氏は西洋近代絵画を早くから日本に紹介した武者小路実篤ら白樺派を支援し、白樺派美術館設立まで同作を芦屋の自宅で預かっていました。

しかし同作は第2次世界大戦による芦屋大空襲により焼失してしまいます。

そしてこの度、大塚国際美術館の持つ再現技術によって芦屋のひまわりが実寸大で蘇りました。

詳しくは同館学術委員の千足伸行先生がHPにて解説されていますのでコチラをご覧ください。

残念ながら原作は失われましたが、復刻された作品でゴッホと白樺派の関係を再考できることは非常に画期的であると同時に、山本氏と白樺派の有志の熱い想いを後世に伝授する素晴らしい企画であると感じ、鳴門の清々しい青空を後にしました。

 

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