2012年12月01日 更新
冬期休館中の作品はどうなっているのでしょう。
作品は点検後丁寧に梱包され収蔵庫に保管されます。ある作品は、他の美術館や巡回展へ出品されることも。そして、この期間を利用してメンテナンスに入るものもあります。写真は昨年の冬に修復が行われた彫刻作品「幻想の闘牛士」です。いつもの展示では闘牛士が楽器のラッパの中からこちらを覗いているのですが、処置のためラッパを外したところです。ちょっと寒そう。でも見えない部分もダリはきちんと創りこんでいるのですね。部分的な修復の他に全体にクリーニングや微妙な磨きがかけられています。来春皆さんと再会するまで、作品はそれぞれの時間を過ごすのです。