2016年10月08日 更新
日本人はいつから印象派が好きになったのでしょうか?
印象派は西洋近代美術のはじまりで、日本人は西洋近代美術全般を身近に楽しんでいる今日この頃です。
その答えを実際の作品で紹介する展覧会「動き出す!絵画 ペール北山の夢 ―モネ、ゴッホ、ピカソらと大正の若き洋画家たち」9月17日(土)-11月6日(日)が、現在、東京ステーションギャラリーで開催中です。
平日の午前中に伺いましたが、結構な混雑ぶりでした。※ゆっくり御覧になりたい方は、夕方頃をお勧めします。
ペール北山の本名は北山清太郎(1888-1945)。彼は明治末から大正期にかけて西洋美術を日本に積極的に紹介しました。今のようにネットなどない時代ですから、北山は雑誌《現代の洋画》などの刊行、洋画の貸出、版画で複製画をつくるなどしてモネ、ゴッホ、ピカソなどの作品を日本へ紹介したのです。また、北山は西洋絵画に憧れを抱いた日本人青年画壇だちを全面的に応援しました。
本展覧会では、その北山がみた夢を展示で再現した画期的な展覧会となっております。
ちなみにニックネームの”ペール”の由来は展示作家と関係してますので、是非、会場でご確認ください。