2016年08月10日 更新
メアリー・カサット(1844-1926)
国的に猛暑の日が続くなか、灼熱の横浜市美術館で開催しています「メアリー・カサット展」にお邪魔してきました。
カサットはアメリカ・ピッツバーグの裕福な家庭に生まれましたが、家庭の反対を押し切り早くから画家を志して渡仏。
ピサロやドガ、そして日本の浮世絵にも強い影響を受け、独自の画風を画一しました。
人物画が多いのが特徴で、この展覧会のポスター作品にもなった子供を抱く母のような優しい家庭をよく描いています。家庭愛へのあこがれなのでしょうか。
カサットは心穏やかで優しい女流画家というイメージがありますが、実は研究熱心で強かな心の持ち主でもあります。
今回の展覧会では、その彼女の向上心と生真面目さが作品の1点1点から伝わってきます。
是非、この暑い夏は!隠れた巨匠の熱い息吹を感じてみてください!!